釣りの基本知識・道具編

こんにちは。勝又憲明です。

近年、爆発的に流行してきている釣りですが、知れば知るほど奥が深いものです。釣る場所も、海や渓流・池など様々に存在しますが、今回は海釣りで使用する道具のさわりの部分ですが、挙げてみようと思います。

■ロッドについて
まずは、何といってもこれがなければ始まらない、ロッド（竿）についてです。基本的には、長さがあるほど遠くへ投げやすく、足場の高い場所でも有利になります。また、ロッドにパワーがあるほど重いルアーを投げる事ができ、大きな魚との戦いにも有利になります。なお、「ロッドパワー」とは、ロッドが曲がる時の硬さを示し、この「ロッドパワー」によって、投げる事が出来るルアーの重さや狙える魚の種類も決まってきます。また、ロッドには「ガイドリング」というものがついていますが、現在は海でのルアーフィッシングでは、硬い素材である「SiCリング」というガイドリングが良いとされています。

■リールについて
ロッドについて述べましたが、次に必要な道具は、「リール」と呼ばれる、いわゆる「糸巻き」です。ルアーロッドに装着できるリールには、「スピニングリール」か「ベイトリール」の２種類に分けられます。それぞれ、装着できるリールによって、「スピニングロッド」や「ベイトロッド」と呼ばれます。ロッドによって装着できるリールが異なりますので、例えば「スピニングロッド」に「ベイトリール」は装着できませんし、逆に「ベイトロッド」に「スピニングリール」を装着する事は出来ません。気をつけましょう。

■具体的に
初めて挑戦する時、まずロッドは最低限でもどんな種類のものがあればよいのでしょうか。釣具店に行っても、そのあまりの種類の豊富さに驚くと思います。ただ、そんな中でも基本的には「シーバスロッド」と呼ばれるものと、「ライトゲームロッド」と呼ばれるものの２種類を揃えておくと、大概のターゲットを狙えます。その辺りは、釣具店の店員さんは「自分も釣りをする」という方が多いので、詳しく聞きながら選ぶのも良いでしょう。次に、「初心者におすすめ」という点では、「ベイトリール」よりも「スピニングリール」をおすすめします。何故かというと、「ベイトリール」は「バックラッシュ」という「糸が致命的に絡んでしまう」というトラブルに見舞われやすいため、あまり初心者向けではないからです。

「スピニングリール」は、色々な釣りにも使えるという利点もありますし、初心者向けといえるでしょう。そして、肝心の「ライン（糸の事です）」についてです。こちらも様々な素材のラインが存在しますが、メジャーなものとしては「ナイロンライン」と「ＰＥライン」と呼ばれる、この２種類です。「ナイロンライン」は、その名の通りナイロン素材でできた、一番と言っていいほどの一般的なラインです。安価で手に入り、トラブルも少なく、引っ張ると伸びるので、魚がかかった時の衝撃を吸収してくれるなどの特徴があります。そして、「ＰＥライン」とは、何本かのポリエチレン材を編み込んで作ってあるラインです。

ナイロンと比べて細く、しかし強度があり、伸びにくいので魚がかかった事が分かりやすいなど、「ナイロンよりいいのでは？」と思われがちですが、ナイロンよりも高価で、しなやかであるがゆえに絡みやすかったり、切れやすいという部分もあるので、やはり一長一短です。実際に店に行ってみて、実物を見て自分に合うと思うラインを選ぶのが良いかと思われます。

海での釣りに使う道具を挙げてみましたが、これらはほんの一部にすぎません。やはり、一番はまず「自分がどんな釣りをしたいのか」という事が基本となります。自分に合った道具を選び、楽しいフィッシングライフを！

それではまた。勝又憲明でした。