ちょい投げで狙える魚達③
「ちょい投げで狙える魚達①」や「ちょい投げで狙える魚達②」では、メゴチやシロギス、クサフグについてご紹介してきました。
今回、勝又憲明がご紹介する魚はハゼです。ハゼ釣りは家族での釣りでも楽しまれており、秋口ともなると、ハゼスポットは毎年釣り好き達だけでなく、家族釣れにも人気があってかなりの賑わいを見せています。
釣り好きの方の中には、ハゼ釣りをやって釣りの楽しさに目覚めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ハゼ釣りはちょい投げだけでなく、ウキ釣りやミャク釣りなど、様々な釣り方で楽しめるところも魅力ですね。勝又憲明もハゼ釣りが大好きです。
ハゼはファミリーフィッシングにも向いているくらいなので、簡単だと思われがちな印象がありますが、釣り上級者ともなるとアタリのとり方など、人味違ったものになるようです。
勝又憲明はまだ上級者という域まで達していないのですが、ウキ釣りならウキが沈んだ時、ミャク釣りやちょい投げならブルブルとしたアタリがあれば合わせるのが一般的ですが、それだと飲まれてしまうことが割と多くあります。
しかしだんだん慣れてくると、先に挙げたような明確なアタリの前に、モゾッとした前触れのようなアタリがあるそうです。
そこに合わせることができれば飲まれることはあまりなく、スムーズに針を外してさっさと次の釣りに移ることができます。
もしハゼ釣りの現場でスイスイと動いてよくとれている人がいたら、おそらく前アタリでハゼを釣ることができるかなり上手な人なのだと思います。
勝又憲明もはやくその域に達したいものです。
ただし、だからといってハゼは前アタリで釣らなければいけないわけではありません。
食いが浅い日は食い込ませないと乗ってきませんし、ブルブルとしたはっきりしたアタリの方が、「釣っている!」という感じが増して好きだという方もいらっしゃいます。
つまり、それぞれで楽しむことができればそれで良いというわけです。
ちなみに、ハゼ釣りといえばマハゼを指すことが一般的ですが、たまにダボハゼというハゼが釣れることがあります。
一見すると姿かたちはあまり区別がつかないのですが、顔をよく見ると、タボハゼはマハゼよりふてぶてしい顔をしていて、正直あまり可愛くないです。
顔の可愛さだけでなく、体の模様にも若干の違いがあるようですが、それで見分けられるのはかなりの上級者だと思います。
勝又憲明の目的はあくまでもマハゼなので、ダボハゼが釣れた時はそっと放すようにしています。